Tonakaiのmemo memo

日々の備忘録です・・・。

米子滞在日記5

 昨日一昨日は境港まで行った。今日はとうとう宿とその周辺で終わってしまいそうだ。

 
 今日は八時過ぎに宿を出てると小雨が降っていた。宿に戻って長靴に履き替え、近くのイオンに行くことにした。以前はマクドナルドが入っていた休憩スペースで時間を潰し、エスカレーターが動き出す八時半を待った。
 イオンの四階へ行くとハローワークになっていた。以前はダイソーが有ったはずだがと思いながら、求人や講座の掲示に目を通す。そんなことをしていると、一気に普通の日常が近づく気がする。
 三階のダイソーで荷造り用の布ガムテープと衣服の圧縮袋を買った。
 
 一階へ戻って食品を見てみると、火曜日で惣菜が安かった。売場に響きわたる声でポッキーの販促をやっている。不思議に思っていたら、続けて「ポッキーの日」と耳に入ってきた。ああ、明日はポッキーの日でも在ったんだなぁと思った。
 レジに並ぶと案の定進みの遅いレジで、前の人は商品二つをレジのカウンターの端に置いていて、一つ前の客のカゴが無くなっても置いたままだ。前の人の番になると、レジ係の人はカウンターの端に商品が有るのを見つけられず、客に問いただしていた。私には時間の掛かるレジに並ぶ天賦の才があるようだ。
 荷造りに使おうと思っていた大きめのダンボール箱は無くなっていた。中くらいのダンボール箱でも、二つをガムテープでくっつければ一個口で送れるのだろうか。
 パンを見ていると不意に横で年輩の女性に何か言われるが、聞き取れない。ぶつかった感触は無かったのだが、取り敢えず謝っておいた。相手も同様に聞き取れないであろう小さな声になってしまった。
 
 平日の昼間は不思議なことばかりだと思ってイオンを出ると、そんなことを言って自殺した青年がいたことを思い出した。
 宿に戻って、買ってきたものを食べて、青年の言葉をネットで調べて、国会中継を見た。
 昼寝をした後、風呂に入りながらハローワークに掲示されていた講座の内容を思い返す。ビル管理の講座は水回りや電気関係や空調のメンテナンスを包括的に学べるようで、興味がわいた。家屋の簡単な補修が独力で出来れば、生活に掛かる経費が浮くと思う。
 そんなことを考えていると、幼稚園へ行っていたときに保育士、先生が「この幼稚園は園長のお父さんが一人で建てた」なんて言っていたことを思い出した。幼かった私はそれを大工さん的な意味に受け取ってしまい、不思議に感じたものだった。
 取り留めもないことを堂々巡りしていると、この世は愉快であると思った。

f:id:RTS_TTR:20151110172331j:image