自転車旅行とディスクブレーキ。
ロードタイプの自転車でもディスクブレーキが増えてきた最近、自転車旅行に使用する自転車の選択肢としても、ディスクブレーキ付きの自転車を検討する人もいると思います。
現在私は、ディスクブレーキの自転車での旅行から戻ってきて、通勤にキャリパーブレーキのロードバイクを使用しています。このところ連日雨天の通勤で、ディスクブレーキの良さを痛感しています。キャリパーブレーキは雨天だとブレーキシューにゴミ噛みまくりで、金属片なんかを噛んでしまうとリムへのダメージが心配で神経もすり減ります。
旅行用途の自転車として考えた場合のディスクブレーキの良し悪しについて書いてみたいと思います。
良い点
・雨天に強い
旅行中は特に意識しなかったのですが、キャリパーブレーキの自転車と比べると明らかに雨天時の制動力の低下は少ないです。また、ブレーキパッドにゴミが付着することがリムブレーキに比べると全くありません。異物を噛んでしまった後のシューの手入れが必要ないのでとても楽です。
悪い点
・パッドの入手性
リムブレーキのシューに比べて、ディスクブレーキのパッドは取り扱っている店舗が少ないです! また規格も多いのでパッドはあるけど、適合しないとかありそうです。日本国内で大きな店舗が近場にない場合は通販で入手するのが簡単かもしれませんね。その場合は受け取るまでの日程の自由度が下がりますが・・・。
・輪行しづらい
輪行袋に収納する際、ブレーキローターが邪魔になります。内側にするとフレームと干渉してフレームに傷が入る可能性がありますし、外側にすると輸送中にローターがぶつかって歪みむ可能性があります。電車やフェリーなんかで手元から離さない輪行ならば、自分が気を付ければ良いのですが、バスや飛行機なんかで人に預ける形式だと破損が怖いですね。
・パッドの調整が面倒(機械式)
私が旅行で使用していたのはTRPのSpyreだったのですが、2~3回大きめの峠を越える度にすり減った分のブレーキパッドの調整をしていました。パッドの調整をする際にパニアバッグやキャリアのステーが邪魔でアーレンキーを回すのが大変でした。機械式ならではの苦労です。
悪い点の方が項目が多くなってしまいましたが、もしまた旅行に出るのなら私はディスクブレーキの自転車を選択すると思います。
雨天に走る気が無いのであればリムブレーキが良いと思いますが、雨天も走る予定だったり、通勤に使うならばディスクブレーキが良いと思います!
ARAYAのCXG2018年式が欲しい今日この頃です・・・。