2022夏の北海道 19~20日目 稚内市滞在
2022.7.12~13
この二日間は宗谷管内でのんびりしていました。
12日
天気予報だと道北は一日を通して南風だったので遠くに行く気にならず稚内市に引きこもってました。
わっかなう! このくらいの温度だとあまり寒く無くて助かります。自転車で走るには20~23度くらいが一番快適な気がします。
宗谷岬。早朝ですが人が結構いますね。
わっかなう! 戻ってきました。
抜海の少し南にあるこうほねの家です。休憩中に後輪のタイヤをチェックすると摩耗でケーシングが露出しはじめていました。コンチネンタルのタイヤはゴムがひび割れるのが早い気がします。
兜沼から国道40号に向かう途中の風景。私は今まで白黒の牧草ロールをゼブラ柄と呼んでいましたが、改めて牧草地に点々と存在する牧草ロールを見るうちにそれは間違いであるとの思いに至りました。
刈り取られた牧草を取り込み分解し、やがてはその牧草を牛乳に至らしめる、白黒の柄の物体。それは正しく乳牛そのものです。自然の乳牛から角や尻尾といった外形的なものを一切取り払い、乳牛が内在する「牧草を摂取し牛乳に変換する白黒の物体」という定義を再構築したものが写真に写る彼ら牧草ロールなのです。
今後白黒の牧草ロールを見ることがあっても、私は決してゼブラ柄だとかパンダ柄だとか思うことは無いでしょう。知らんけど。
わっかなう! お昼ご飯を食べるべく宿に戻ってきました。
宗谷丘陵のゲストハウスアルストロメリアが見えてきました。宗谷岬までもう少しです。
なんだか朝とあまり変わり映えのしない宗谷岬。人は増えてますね。
わっかなう! 日没まで少し時間があるのでノシャップ辺りを走ります。
ノシャップ岬です。
ノシャップ岬の南西、富士見辺りで日没を迎えました。
わっかなう!
後輪のタイヤ交換をして12日終了です。
自宅から郵送したGiantのFondo 0に履き替えました。
13日
スペアのフェンダーを宿の近くの郵便局で受け取る用事があったので、この日も稚内近辺を走りました。
スタートです。
この日は宗谷岬方面に霧がかかっていたので、宗谷丘陵を横断する道道1077を通りました。
路面はドライですが霧の粒が体や自転車に当たります。
道の駅さるふつ公園も霧に包まれています。
霧のエサヌカ線。
エサヌカ線の外れの放牧地も霧に包まれています。
ウスタイベは閉鎖された! この千畳岩周辺も毎年クマ出没情報が出ていますね。
枝幸町内はそれほど霧が出てなかった気がしますが、北見神威岬まで戻ってくると再び霧が行く手に広がっています。
岬を越えて斜内へ。この周辺だけ霧が薄くなって晴れ間も覗いています。
再び霧のエサヌカ線。
宗谷岬の市街地に入りました。雲の際が一直線に伸びています。
宗谷岬は意外と良い天気でした。
実家から送ってもらったフェンダーゲットだぜ。
もう少し走ります。
ノシャップ岬の夕暮れです。
明るい月は久しぶりに見た気がします。
これにて13日終了です。
2022夏の北海道 17~18日目 紋別市→稚内市
2022.7.10~11
10日は稚内まで戻り、11日は豊富温泉ふれあいセンターで鹿肉ジンギスカンを食べてきました。
7月10日
北海道を走る時は熊撃退スプレーを持つようにしているのですが、それなりに交通量のある道を走っていれば熊と不意に遭遇することはほぼ無いのではないかと近年思うようになりました。
とはいえ、ヒグマという未知の生き物に対する恐怖は拭い切れないので、熊撃退スプレーを今年も携帯していました。通常のスプレーはペットボトルくらいの大きさがあり、自転車に吊り下げるのにスペースが必要で重さもあります。今回は手のひらサイズのスプレーにしてみました。
オホーツク、ガリンコ号の夜明け。はためくカニの旗が実にオホーツクです。
興部町を過ぎて雄武町に入りました。このカントリーサイン、一昨年はかなり退色してお日様が消えてましたっけ。日の出岬が名所なのでお日様がデザインされているのでしょうか・・・?
松浦武四郎先生も大絶賛の北見神威岬まで来ました。今日も美しいです。
トンネルの手前を右折して岬に向かう道を走ります。
岬を過ぎると浜頓別町です。斜内の村落とオホーツク海が美しいです。
浜頓別町方面からエサヌカ線に入ってすぐの放牧地です。
エサヌカ線です。
昼食は道の駅さるふつ公園のさるふつまるごと館でホタテ丼を食べました。
注文を受けてから水槽のホタテをさばいて作っているようで鮮度抜群です。
解凍のホタテは貝柱がとろける様な食感ですが、冷凍していない貝柱は弾力があって噛むと身がサクッと切れるようなあっさりした食感です。こちらのホタテ丼は生のホタテの食感を楽しめるように貝柱を縦に切ってありますね。
猿払村は来年100周年! 道の先に雲が広がっています。
宗谷岬手前の豊岩の坂の上から一枚。北の方から薄雲が掛かっていて宗谷岬も曇っていないか気がかりでした。
杞憂をよそに宗谷岬はそこそこ青空が覗いていました。
稚内空港近くの公園で一枚。
フロントのフェンダーが破断寸前です。自分で取り付けたものでステーのテンションがかなり高い状態でした。ポリカーボネイトの本体の一か所に負荷が集中した結果だと思います。
破断しそうな部分を切り取りました。
宿に戻ったもののまだ日が高いのでもう少し走ります。
北防波堤ドーム辺りから見た宗谷湾はとても青かったです。
ここはシカの食事会場だったようです。
ノシャップ岬を経由して夕日が丘パーキングに来ました。
夕日まで時間があったので一度ノシャップ岬まで戻ります。
ノシャップ岬は観光客がたくさんいた方が夕日の中の多くの人影という構図になって写真映えするように感じます。
再び夕日が丘パーキングへ向かいます。
海の向こうに雲が広がっていて、期待していた海面に沈む夕日は見られませんでした。
相沢食料百貨店で買ったホタテのフレークを炊飯器にセットして10日終了です。
7月11日
先月末くらいに宿で一緒になった人に豊富温泉ふれあいセンターの鹿肉ジンギスカンをお薦めされていたので食べに行きました。
朝食はホタテご飯。残りはおにぎりにして携帯食にしました。
前日の処理ではフェンダーの振動が激しかったのでステーを加工して取り付けました。
稚内を出発します。
ノシャップ岬を経由します。
天塩河口大橋から振り返って一枚。オトンルイ風力発電所と雲を被った利尻山が見えます。
昼食はふれあいセンターの鹿肉ジンギスカン定食です。
丸い鍋のジンギスカンです。私は帯広のジンギスカンの方が好みでした。
鹿肉のジンギスカンは肉の処理が巧みなのかまったく獣臭さは有りません。肉質は繊維が細やかな感じでしっとりとした食感です。赤身の肉はあっさりしていて噛んでいるとビーフジャーキーに似た味が含まれていることに気づきます。
美味しかったので帰宅後にサロベツベニソンのお肉をお取り寄せしました。
豊富温泉から浜頓別方面へ向かいます。
上猿払は渓流釣りの楽園と云われ、たまに釣り人の車が止まっていますが、住居の跡すら見つけるのが困難な廃集落です。
エサヌカ線を北上します。本日も曇ってまいりました。
道の駅さるふつ公園が見えてきました。
わっかなう!
この日は宗谷岬も曇っていました。
宗谷岬から少し南下すると灰色だった海の色に青みが差していきます。
陽が差してきました。
富磯辺りすっかり晴れになりました。
日没後のノシャップ岬を見て11日終了です。
2022夏の北海道 14~16日目 新ひだか町→帯広滞在→紋別市 食の都十勝へ
2022.7.7~9
7日は天馬街道を越えて帯広市まで、8日は帯広滞在、9日は帯広から士幌や足寄、陸別を経由して紋別市まで走りました。
札幌を目指して稚内を出発したものの気が付けば帯広。旅の醍醐味ですね!
7月7日
自転車屋さんに行きたかったので札幌を目指してスタートしました。
早朝は微風だったのである程度風が出てくるまで海沿いをうろうろと走ります。
日高とか根釧地区の海沿いは霧が出やすい印象があります。新冠近辺が夏涼しくて冬暖かいのは海流の関係なんですね。恵山岬までが日本海だというのは意外な初耳でした。
釧路湿原自然再生プロジェクトデータセンター - 釧路湿原記事集-釧路地方の霧発生の仕組み
道の駅サラブレッドロード新冠まえにコインランドリーが新装オープンしていました。
オープン時間前だったのであえなくスルー・・・。
相変わらず霧が出ております。しばらくうろうろと道の駅辺りを往復していましたが札幌方面に行くには向かい風になる西風交じりの風が止みません。向かい風が嫌だったので襟裳岬方面に行き先を変更します。
北海道にしかない浦和を求めて。
埼玉県のさいたま市は元浦和市です。浦和といえば東西南北の浦和駅があることで有名ですが、悲しいかな海無し県、浜浦和は埼玉県には存在しないのです。
浦河町の食堂やままるでお昼ご飯、チャーシュー定食を食べました。
想像していたチャーシューとはちょっと異なりましたが美味しくいただきました。副菜も豊富で嬉しいですね。
気象庁のアメダスで風向きを確認すると襟裳岬以東は北風が強いようでした。寒流親潮の影響でしょう!
襟裳岬から広尾町まで向かい風を走るのは嫌だったので国道236の天馬街道で十勝を目指します。
路傍の馬です。
斜度はそれほどなくのんびりと上っていきます。
標高の表示があるのはうれしいです。
翠明橋公園でちょっと休憩。この道は初めて走る道かと思って海沿いから走ってきましたが、もう少し上った辺りで見覚えのあるカーブとトンネルが目に入ります。まったく記憶から抜け落ちていましたが、この道はこれで二度目だったようです。
野塚峠というみたいです。
トンネルを抜ければ十勝。日高側の晴天とは打って変わって霧がかかり始めます。
道東といえば丹頂鶴。
とりあえず休憩したかったので大樹町の道の駅コスモール大樹へ。この道の駅は2017年にバイク乗りの人と知り合った思い出の道の駅です。道の駅に入っているコープさっぽろで半額のザバスをゲット!
時間に余裕があったので十勝川河口を経由して帯広を目指すことにします。道道773を通って国道336へ。
豊頃町で十勝川を渡って土手上の道を走ります。ここは去年ナショナルサイクルルートに選定されたトカプチ400だったと思います。
この辺りで帯広市内の宿を確保しました。
夕飯は幕別町の平和園札内店でジンギスカン定食と追加のジンギスカン、水です。
え、「水(笑)?」だって・・・、じ、自転車だから・・・
ごちそうさまでした! 7日終了です。
7月8日
前日に宿を二泊分予約したので、この日は豚丼を美味しく食べるべく最高の調味料(空腹)を求め走り回りました。
美味しい道の駅なかさつないです。到着が早すぎてどのお店も営業前でした。
道道15辺りを通って幕別市街へ向かいます。上川地方も同様なのですが道の低温障害による路面のひび割れが酷いです。
十勝らしい曇天です。
国道36号を回避したかったので根室本線脇の道を走ってみました。
一体いつからー- ぶた丼のとん田が営業していると錯覚していた?
なんとリニューアル工事で本日まで臨時休業でした。
グーグルマップで美味しそうな豚丼屋さんを探してました。大盛りです。
帯広市のとんびで食べました。
美味しかったです。
再び走りだし幸福駅へ。
中札内辺りのジャガイモ畑だと思います。
昨日は行けなかった豊頃町のドーナツ屋さん朝日堂に来ました!
朝日堂と道を挟んで反対側に噴水公園があるので、いつもここでドーナツを食べてます。
カスタード二つ、生クリーム、クレープだったかな・・・。
朝日堂のドーナツ、生地はふわふわ、表はかりかり、クリームはふんわりです。
十勝川を渡って昨日と同じ道で池田町方面へ。
夕食は幕別町の平和園札内店です。ジンギスカン定食、肉寿司、トマトジュースです。
焼肉じゅーじゅー
肉寿司(ちらし)です。
焼肉の後に食べたせいなのか正直言っていまいちでした。やはり焼肉屋さんでお肉を食べるなら焼くのが一番だと実感した一日でした。
平和園のジンギスカンは普通に焼肉です。マトンの独特の風味が感じられない味付けなのでとても美味しく、万人にお薦めしたいお店とメニューです。8日終了です。
7月9日
食べたいものがまだまだ残っている十勝ですが確保した宿が今日までだったのと、ベースの稚内に戻らなくてはいけないという気持ちもあったので、後ろ髪を引かれる思いながら帯広の街を後にします。
この橋を渡れば音更町、さらば帯広。
音更の由来は「毛髪の生ずるところ」らしいですよ!
ところで同じ十勝管内には更別村が在ります。同じ更の字ながら読み方が違うので初めて音更町という文字を目にした時、「おとさら」と読んでしまいました。
南風風味だったのでそのまま北上し士幌町の道の駅まで。
士幌町から道道134、居辺川、利別川と辿り、足寄町の道の駅あしょろ銀河ホール21まで来ました。ここでは広場の石碑のボタンを押すと松山千春の「大空と大地の中で」をフルコーラスで聞くことが出来ます。道の駅の方に伺ったところ夜間はボタンを押しても流れないそうでした。
道の駅の売店寄って美菜で携帯食としてチーズを購入します。
陸別町からは交通量の多そうな北見市を回避すべく津別方面へ向かいます。
津別町に入る辺りから風向きが変わります。オホーツク海からの海風ですが、この辺りでは内陸に吹き込む温かい風です。
北海道のホンキを見た!
少し遅いですが昼食。数年前から行ってみたかった津別町のギュギュっとテラスでホットドックを食べます。
かなりボリューミーです。私が「マックのビッグマックの夜マック以上に手を汚さずに食べることが難しいものに初めて遭った」と言ったらお店の方は笑ってました。
ここも昨日帯広で豚丼を食べたとんびと同じく普通の家屋でお店を営んでいるような造りでした。
首都の様な人口が増加していない地域での生活を想像すると、自分の人生とはまったく違う人生なのかなぁとワクワクします。実際には田舎に行くほど対人スキルが要求されるような気がしますが・・・。
ごちそうさまでした! また近くに行った際には立ち寄りたいと思います。
美幌町内で石北本線の踏切に引っかかります。本数の少ない地方の踏切に引っかかるのは通過する車両を見られるのでラッキーなのかもしれません。
上の分を書くのにちょっと調べたのですが、一両でも列車と言うんですね。
果てまで伸びる道とそびえ立つ木、大好きな構図です。
この辺りは女満別にメルヘンの丘があるように丘陵に畑が広がっていて、晴れていれば走って気持ちの良いところです。
オホーツクのジャガイモ畑です。
雲が多いですが、こんな素敵な風景が広がっています。
北見市の常呂を越えてサロマ湖まで来ました。サロマ湖のホタテ養殖発祥の碑の眼前に汽水を湛えるサロマ湖が広がります。
湧別町の牧草ロールです。この辺りは暗くなると羽虫が多量に飛んでいることがあるので、陽が落ちる前に通過できて助かりました。
紋別市内の紋太の湯で汗を流した後に夕食。酢豚定食です。
疲労が溜まってくると酸味が欲しくなりますね。衣がサクサクで美味しかったです。
紋別市の一番天心坊でした。
朧月夜です。9日終了です。
いくつか三日ごとにまとめて記事を作成してみましたが、この記事くらい写真を張り付けて文章を入力しようとすると、エディターがかなりもっさりして大変です。
これ以降は写真の枚数と相談しながら記事を作成してみたいと思います。
2022夏の北海道 11~13日目 稚内→新ひだか町
2022.7.4~6
夏の記憶が薄れる前に、北朝鮮のミサイル並みの頻度で更新したいと思いながらも一向に手が進みません。文章がまとまらないので写真を基に当時を思い出しながらコメントしていくスタイルで書いてみます。
4日は稚内→枝幸→稚内、5日は稚内から雨竜町、6日は新ひだか町まで走りました。
7月4日
今回のベースであるザステイ稚内は稚内駅前にあり、徒歩圏内にセイコーマート、相沢食料百貨店、サツドラがありました。前日までにジンギスカン3パックセットを購入していたので、4日は出発前に1パック電子レンジで調理してみました。
電子レンジで十分に加熱調理はできますが、やはりジンギスカンは焼いて焦げ目がつくくらいが美味しいですね・・・。
今回は稚内が起点なので出発前にだいたい稚内駅前で写真を撮っています。スタート時間と気温が分かるので振り返りには便利ですね。電光パネルの一番下には風速が表示されるようになっています。
今回は稚内駅が起点なのでオホーツク海側に出る時はたいてい宗谷岬を経由しました。そんな訳で宗谷岬の写真ばかりです。稚内駅から宗谷岬までの海沿いのコースは高低差がほぼ0の平坦路なので走りやすいです。また早朝は交通量も少なかったです。
確かこの日は天気予報の風向き(午前は微風で午後は東向きの風)を参考にオホーツク海側、猿払村まで走ってみたものの思った以上に向かい風でした。私のマイセオリー、逆風が強い日は内陸に従い猿払村の知来別の交差点を曲がって自衛隊の演習場脇の道を走りました。海沿いの国道238は平坦ですが一本内陸の道になるとアップダウンが結構ありました。
自衛隊の演習場の隣に放牧場がありました。猿払村は人間よりも牛が多い自治体なのですが、道北は全部そうなんじゃないかという疑惑が・・・。
猿払村の村営スキー場のちょっと北の辺りの高台からオホーツク海が望めました。
猿払村役場のある鬼志別から道道1089号を走ります。猿払村には猿払という地名がありますが、役場のある所は鬼志別です。ホタテで有名な猿払村ですが、役場は内陸にあるのが面白いですね。
国道238号の猿払王子の森辺りで撮った一枚です。
私が初めて北海道に来た2015年に購入したツーリングまっぷるには根室付近の地図にシカ注意のロードペイントが珍しいとコメントされていたように記憶しています。今年は宗谷管内のところどころでシカ注意のペイントが新しく施されていました。それだけシカが増えているという事なのでしょう。今年は早朝の路上でシカが倒れているのを何度か見ました。
浜頓別まで来ても東風が強かったので中頓別方面へ向かいました。写真は中頓別市街にある休止しているライダーハウスです。
ちょっとググってみたら今後は限りなく閉鎖に近い休止みたいです。民泊法とコロナ禍によってライハ文化は風前の灯火ですが、SNSの隆盛で若年者の貧乏旅にはまた別のスタイルが確立されていったりするのかもしれませんね!
道の駅ピンネシリの先、小頓別から道道12号に曲がり歌登方面へ進みました。
写真はおそらく熊の足跡だと思うのですが、どうでしょう。私の記憶が確かならば下のグーグルマップの地点です。
ニュースでクマ出没の記事があるとよくチェックしているのですが、長年熊の足跡が確認されたという話を読むと「晴れた日の足跡なんか土が乾いているから不鮮明なんじゃ?」と疑問に思っていました。上のリンク先のストリートビューを開いてもらうと、この地点は防風林の中に水路が走っているのが分かります。熊は自分が移動した痕跡を隠すために水路があれば水の中を移動するのかもしれません。そう考えれば去年今年、札幌市街に熊が頻出している対策として水路沿いの草を刈るのも頷ける話です。
足跡は見事なS字クランクを描きながら道路の反対側に抜けていました。
改めてストリートビューを見ると道の反対側には柵があるので、真っすぐ横切らなかったのでしょう。
この後枝幸市街辺りでロードパトロールの車が通ったので足跡の話をしてみましたが、足跡は情報の鮮度が不明なので実物を見たら通報すればよいのでは?みたいな感じの返答でした。
乙忠別川に架かる熊見橋。
乙忠別のセイコーマートで休憩をしてから稚内に戻ります。松浦武四郎先生も絶賛の北見神威岬を越えます。この神威岬は手前の交差点で直進するとトンネルで通過してしまいます。岬を経由しても少し距離が延びるだけで道は平坦です。神威岬は美しいのでオホーツク海側を走る時はぜひお立ち寄りください。この岬を境に天候が変わる体感や岬から中頓別方面に広がる海岸の美しさは、今思い出しても高揚感を覚えます。
7月の初旬は宗谷岬から猿払村にかけて雲が掛かって肌寒い日が多かったです。稚内市街は晴れて20度を超えて暖かい日でも猿払村と宗谷岬は15度に届かないくらいでした。
宗谷岬最北端の碑の脇のお土産屋さん。こちらも日付と温度が表示されていますね。
夕方なので閑散としています。晴れていれば夕日がキレイなのですが・・・。
7月5日
宿の炊飯器でホタテご飯。余ったご飯はおにぎりにして携帯食にしました。
この日は北風だったので札幌を目指して南下しました。前日の天気予報には無かった雨が降っていてノシャップ岬や抜海辺りはまだ降雨が続いているようだったので始めは国道40号へ向かいます。
国道40号の側道を走ります。
記憶があやふやですが夕来辺りでオロロンラインだったような。
前日の夢見橋と合わせてご覧ください。
うに丼で有名な苫前のココ・カピウさん。今年も混んでたり海が荒れてたりで、うに丼は食べることが出来ませんでした。
朝は曇っていましたが小平の道の駅に着くころには晴天に。稚内から南下する時のイメージとして、遠別までは道北の曇天でも歌越を越えて初山別村に入ると晴れ間が覗いてくることが結構あります。初山別のアップダウンで晴れていると汗かくし、熱い日差しで活発になったアブが襲ってくるわで、ちょっと困りものです。
この前に通った時は無かったサイクルラックが設置されてました。北海道は自転車を観光の目的として集客するならラックを設置以前に、道路脇だけ路面が補修されずぼこぼこになっていたりするのや、移動中のごみの処理が困難だったりするのの改善が優先課題だと感じます。
去年から来たかった滝川市のらーめんチキンポークで夕食。想像してたよりアッサリ系の味付けでした。
5日終了です。
7月6日
この辺りも朝は曇っていることが多い気がします。と言いますか、北海道は全般的に薄曇りが多いですよね。松山千春も果てしない青空とは歌ってませんし。
この日は札幌市内の自転車屋さんに行きたかったけど朝から南風だったので、富良野と夕張を経由して札幌を目指して出発したような気がします。
北海道に限らないですけど1.5リットルのペットボトル飲料を買ってしまうと捨てるのが大変です。
前の写真からかなり飛んで、芦別、富良野、金山、占冠と進んだ先の国道274と道道610号の交差点です。この道は写真の説明通り通り抜け不可能です。
予定を変更して鵡川方面へ向かいます。国道274の峠を越えて道道74号を目指します。
国道274は夕張から十勝の清水町あたりまで高速道路と並行する形で延びています。高速道路が有料である為か274は大型車の通行が意外と多く自転車では走りづらい道となっています。
初めて走った道道74号は思っていたよりも起伏があり疲れました。
鵡川を経由して道の駅にいかっぷに来ました。ここでなんと2015年振りのライダーさんと再会! レ・コード館を激押しされていた人だったので再開の淡い予感を持って立ち寄ったのですが、まさかの邂逅。軽く会話をしただけで別れましたが、感慨深いものがありました。
着替えを1セットしか持ってなかったので静内のしまむらで入浴後に着る服を購入。
みついし昆布温泉蔵三(くらぞう)で入浴! 私は蔵三を「ぞうさん」と呼びたいです・・・。
6日終了です。
2022夏の北海道 8~10日目 稚内→旭川→稚内
2022.7.1~3
道北を走り倒す僕の夏休み(7月)が始まりました。
初日はノシャップ岬→遠別→音威子府→枝幸→稚内、2~3日は稚内→旭川→稚内と走りました。
地元千葉の7月に比べたら道北はとても涼しいですが、内陸の中川町や音威子府村は山や丘陵地を越えた温暖な風が吹いているので熱中症の心配もしなくてはいけないくらいの暑さでした。
1日
セコマのカップラーメンに貝柱をトッピングしてみました。
オホーツク海側は北見神威岬を境に風向きが変わることが多かったです。これより以北はだいたい北西か北東の風向きでした。
とてもキレイな景色ですが、枝幸町より南東のオホーツク海沿岸は小さなアップダウンが続きます。
うーん、この日の宗谷岬は快晴だったようです。
ビッグマックの夜マックを綺麗に食べる方法知りませんか?
日本最北端のマクドナルドからドナルドが居なくなっていました。
少し前にネットニュースで話題になっていたので撮影しました。
初日終了。夕方の7時半でこの明るさ。夏は良いですね。
2日
2日目の朝食。キムチオンザキムチピラフ、ちょっと辛すぎ。
最北端のキリンは稚内市街の公園にあるリアルな造形のヤツだと思ってます。
動物飛び出し注意の標識は地域の独自性があり極めて多様なデザインなので、ご当地標識を発見する楽しみがあります。
道の駅さるふつ公園から南下したポロ沼付近(浜猿払)の1枚です。
つがいのワシの縄張りになっていたようです。
このつづりは日本語の発音ではないですよね・・・
この近くの「近太虫」も面白い当て字の地名です。
僅かに残雪があるように見えます。
私の内なるウインドウズが起動しそうになりました。
デスモス!
小さめの靴下の為か、長時間自転車に乗っていると足裏が痛くなったので、時々靴下を靴を脱いで休憩していました。
徐々に値上がりしているような気がしますが、腹持ちの良い餅なので名寄を通ると結構な頻度で購入しています。いろんな味があるので飽きません。
旭川の麺や虎徹大町店で夕飯。唐揚げもスープも美味しかったです。
3日
サイクリングロードの通行はお控えくださいと言われましても・・・
国道には自転車歩行者向けのう回路の案内があります・・・
日曜早朝で交通量が僅かで迂回の勧めのあるトンネルは自転車通行禁止の標識が無かったのでトンネルを走ってみました。トンネル内は札幌方面へは下り基調だった気がしますが、よほど交通量が無い時以外は自転車で走りたくないトンネルです。
進行方向は超曇ってます! 雨には降られませんでした。
農家の薬剤散布だったようです。
2022夏の北海道 7日目 稚内市滞在
2022.6.30
この日はノシャップ岬からオロロンラインを南下して豊富町のサロベツ原野、上猿払、浜頓別、宗谷岬と回って宿に戻りました。
豊富市街地から豊富温泉を抜けて上猿払、浜頓別と抜けるルートは交通量が少なく路面も荒れていないのでのんびり走るには良いコースです。
4時前でこの明るさ。夏はほんとにいいですね。
晴れていたので日本海側を走っている間は利尻山がよく見えていました。以下しばらく利尻富士のターンです。
セコマのコーヒーは安くて美味しくて北海道ではかなりお世話になりました。茨城県と埼玉県にもセコマはあるのですが、コーヒーは道内に比べると少し価格設定が高いようです。
ランチの安い海鮮丼なので見た目はぱっとしませんが、酢飯とのバランスが良く美味しかったです。ランチじゃない海鮮丼も食べたかった・・・。
7月の前半辺りは猿払から宗谷岬にかけて雲がかかっていることが多かったようです。稚内市内や声問は晴天で20度以上の暖かい日でも、雲のかかっている猿払の海岸沿いから宗谷岬は15度に届かず、半袖では凍えるくらいでした。
春に稚内で宿泊した時にもらったクーポンの期限が6月末まででした。
猿払村は来年で100周年。相沢食料百貨店の方が先輩ですね!
2022夏の北海道 4~6日目 稚内市滞在 猿払村でしか買えない二番炊とか
2022.6.27~29
7月に向けて準備やルートの確認をしていました。
以下、写真を元に思い出したことをコメントしていきます。
27日
旅行中に交換するタイヤやチェーン、メンテナンス用の油やウエス、着替えの衣類を現地の郵便局で受け取りました。今から考えるとゲストハウス宛てに送るのも有りだったように思います。
抜海の駅前です。内陸には酪農関係の家屋が散在するのみ、集落らしい集落は漁港の近くにあるので、駅前は寂しい限りです。
廃止と存続で揺れる抜海駅です。
着いた・・・、旅人憧れの地、日本の最北端!
7月に参院選挙がありましたね。私は出発前に期日前投票を済ませました。
調べてみたら旅行中で手元に投票整理券が無くても、滞在先の投票所で投票が可能みたいです。国政選挙に限ったことなのかは調べてませんが、投票権とはそのくらい尊重されるものなのだなぁと感じました。
28日
稚内駅あるある 最北端で乗り捨てられた自転車が放置されている
背景のサイクルラックの真ん中辺りの自転車は私の稚内滞在中駐輪されたままでした。
稚内市街地の方から声問、メグマ、増幌、富磯、宗谷、第一清浜、第二清浜、珊内、宗谷岬みたいな順で地名が並んでいたような気が・・・。
着いた・・・、旅人憧れの地、日本の最北端!
宗谷岬のモニュメントがある広場横のお土産屋さんです。
エサヌカ線にも出没注意の看板です。不意の遭遇を避けるように音を出しながら自転車に乗っていますが、風の強い日や波音や水辺のせせらぎでヒグマにこちらの音が聞こえないこともあるのじゃないかと不安になります。
浜頓別町にあるベニヤ原生花園。花の季節の北海道はそこかしこに花が咲き乱れているのでサイクリング中にだいたいの花は見られます。原生花園は歩道が整備されているので路傍の花よりも接近して見られるのが良い点でしょうか。
浜頓別町は浜頓別よりも海沿いに頓別という地名があります。
この辺りには上頓別、中頓別、下頓別という地名があります。小頓別、中頓別もありますが、大頓別は存在しません。
ここまで書いてみて頓がゲシュタルト崩壊しました。
宗谷岬の少し南東にも稚内市の目梨泊があり、そこからここまでの区間を走ることを個人的に「目梨to目梨」と呼んでいました。
改めてググってみたら目梨泊のメナシとは東風のことらしいです。。
浜頓別のAコープで買った大きなパンです。中身がふかふかのパンで見た目ほどの満足感はありませんでした・・・。
エサヌカ線を北上します。
とてもありがたい取り組みです。応援カーのステッカーが貼ってある車両が対応しているとのことですが、ステッカーの有無を確認しているうちに走りすぎてしまうような気も。。
猿払村は来年で開村100周年みたいですね! 記念のイベントとか来年はあるかもしれません。
猿払村漁協直売所でしか買えないらしい二番炊です。購入に際しては前日に予約をする必要があるとのことでした。
7月に備えて早めのライド終了です。
29日
ゲストハウスには1か月滞在なので米を買って炊飯してみました。貝柱ご飯です。
北海道のドラッグストア、サツドラはコアップガラナが安いです。
駅の建物に入っている観光協会の隣にあるコインロッカーです。
夕方になり夕日を見に宗谷岬方面へ向かいます。
午後になり陽が傾いてくると太陽の反対側の景色は青みが濃くなり思わず息を飲むような美しさを見せます。太陽光の赤い成分は大気中の粒子に捉えられてしまって、故に反対側は青く見えるのでしょうかね。
原生花園並みに咲き乱れております。
宗谷岬周辺は遠浅なので夕日が映えます!
宗谷岬方面で夕日を見ると市街地に戻る頃には真っ暗です。